「イメージ・テスティング」を読者エンゲージメント向上に生かす米テレビ局サイト

By KENDALL KALAGHER

ABC13は速報ニュースと天気を報道する米国第4位の都市・ヒューストンのテレビ局で、非常にハイペースな報道部門を斬新なデータ戦略で運用しています。Chartbeatの見出し実験ツール「ヘッドライン・テスティング」(Headline Testing)の長年のユーザーであるABC13は、世界中のデジタルパブリッシャーの中で最初にイメージ・テスティング(Image Testing)を採用しました。

ABC13ヒューストンのデータ戦略担当シニアマネージャーKeaton Fuchs氏に、読者エンゲージメントを高めるためどのように画像をテストし、ホームページを視覚的に最適化しているか話を聞きました。

視覚的な実験の価値

「私たちは、ホームページのテキストすべてについてヘッドライン・テスティングで最適化することを義務付けるには至っていません」とFuchs氏。「これは暗黙の了解のようなものです」。 ヘッドライン・テスティングの実験でクリック率を2桁増加させたABC13は、当然ながらテスト機能をさらに強化することに目を向けました。Chartbeatの最新の最適化ツールであるイメージ・テスティングは、まさにその機会を提供してくれました。

イメージ・テスティングはヘッドライン・テスティングと同様に、ABC13はいくつでも画像をテストでき、どのようなビジュアルが読者の心に最も響くかを把握できています。「画像のパフォーマンスに関するリアルタイムのフィードバックは非常に重要です」とFuchs氏は語ります。「我々の振る舞いのどのような変化が、読者エンゲージメントの増減につながるかを理解できます」。

イメージ・テスティングとヘッドライン・テスティングの統合はごく当たり前の事で、ABC13ニュースルームが実際のホームページ上で見出しと画像を同時にテストでき、理想的な組み合わせを見つられます。

「一度やったら終わり」ではなく、「読者が何を求めているかを理解するためテストし続ける」

読者の好みをリアルタイムで可視化することでFuchs氏とABC13のニュースルームはさらにコンテンツを実験して、これまでの思い込みを反証する過程を楽しんでいます。「私たちにとってレースを見るのは楽しいことです」とFuchs氏は語気を強めます。「楽しみの要素が加わりました。何が起こるかを予測し、実際に何が起きたかを見ることにわくわくします」。

さらにABC13は、読者の行動が素早く変化することを理解しており、イメージ・テスティングですぐに適応できます。

実際に画像のテストをする準備はできてますか? イメージ・テスティングについて問い合わせる

「6か月前のベスト・プラクティスはその時には正確だったでしょう。しかし、パンデミックの時代なので読者が特に変化していますが、私たちはリアルタイムに調整できます」。Fuchs氏は続けます。「継続的なテストの素晴らしいところです。それは『一度やったら終わり』ではありません。読者が何を求めているか理解するためテストし続けることです」。

読者ロイヤルティを生み出すため画像をテスト

ABC13にとって、ホームページは単に読者を惹きつけるだけでは十分ではありません。しっかりと滞在し、再訪問をしてほしいのです。「デジタルコンテンツの最も重要な柱は、習慣とロイヤルティです」とFuchs氏は言います。「これが我々の長期的なビジネスモデルです」。

このことを念頭に置き、イメージ・テスティングはクリック数とクオリティ・クリック数(読者がクリックして記事に15秒以上閲覧したクリック数)を測定する機能で、全社KPIの達成に役立つ画像のキュレーションと選択を支援します。

「これらの機能に非常に大きな価値を見出すことは間違いありません」

さらに、放送、そして本来ビジュアル的な組織であることは、ABC13がイメージ・テスティングで得た知見を、ニュース放送やソーシャルメディアのような他のプラットフォームに応用できることを意味します。

「これらの機能に非常に大きな価値を見出すことは間違いありません」とFuchsは述べています。「イメージ・テスティングは、実際のお金に関わるビジネス上の意思決定であり、これまで以上に放送・出版にとって重要です。コンテンツが最適化されているかどうかを確認することで、私たちにとっても収益につながります」。

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